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おなかがへるとイライラする。ストレスがたまると風邪をひきやすい。風邪をひくと、からだの節々が痛んで、ヤル気がなくなる。
心とからだの絡みはみんなが体験する。人のからだは、体内の物理化学的状況をほぼ一定に保とうとする体内機能(ホメオスタシス)をもっているので、不足を補充させようとする機序が働く。ストレスに対応しようとすると、免疫系の働きがお留守になって風邪を引く。風邪の病原体と体内防衛組織(白血球系)との闘いが熱を生み出し、感度のよい関節部分が痛み、それがひどくならないように休養を命じる自律系の指令が、大脳表面
の意欲の座のヤル気をなくさせるのである。
体型と気質の関係については、古代ギリシャのヒポクラテスの体液と四大気質、20世紀のクレチマ−の痩せ太り筋肉型と精神症、シェルドンの内中外胚葉型と内臓身体頭脳型など、その類型化が数多く行われてきた。
気質と疾病の関係が、20世紀の後半から話題になってきた。ストレスとか心身症といわれるもので、社会的に過度の適応を示す人、現実対応の苦手な人、そして心的緊張を他に転換できない人などが、社会的・心理的要因によって、胃・十二指腸潰瘍、過敏性大腸炎、喘息、高血圧、蕁麻疹などの症状に悩まされるものである。この要因には、近代の技術革新、社会構造・生活様式の変化、そして最近ではインタ−ネットをはじめとするIT革命(情報通
信技術)などがあげられる。
心因性疾患に対しては、潰瘍治療薬の投与を始めとする対症療法と、自律訓練法や作業療法、音楽療法などの心理療法がおこなわれる。しかし、心とからだの絡みに基づく健康不全への基本的な対応策は、原初的な生活への回帰であろう。ストレス現象が存在しなかった時代の人々の衣食住を参考にすべきである。それはハレとケのある生活であった。日常は質素な服装ながらハレの日には礼節を重んじる礼装を身に付けた。粗食を常としてハレにはご馳走を用意した。平素の掃除・片付けに加えてハレの日には大掃除を行った。生活日程にメリハリが存在したのである。
ここで、せっちゃん得意の対応法を紹介しよう。心が沈んでいるときにヤル気を起こす方法は、からだを起こすことである。背骨を垂直にする。腰をのばす。両方の耳を結ぶ線を水平にして、顎と頭頂を結ぶ線を垂直にする。さらに、10歩の足踏みをし、四股踏み姿勢をとる。左右の肩を動かして背骨を捻じり、その後、背伸びをする。
身構えると、気構えができる。心を意欲的にさせるために、からだを使うことが有効であることは、心とからだの絡みを知る人には理解願えると考えるが如何であろうか。
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